セン象嵌の製作

①図案をパラフィン紙に線描きし、カーボン紙を使って木に写し取る
①図案をパラフィン紙に線描きし、カーボン紙を使って木に写し取る
②木に写し取った図柄を糸鋸で垂直に切り抜く。
②木に写し取った図柄を糸鋸で垂直に切り抜く。

③ぼかしを入れたい所は、時間をかけて焦がす。砂を熱くして焦がすこともある。
③ぼかしを入れたい所は、時間をかけて焦がす。砂を熱くして焦がすこともある。
④ぼかしを入れることで、柔らかいグラデーションが出来る。
④ぼかしを入れることで、柔らかいグラデーションが出来る。

⑤象嵌したい木の裏にタンポを使って朱肉を塗る。これは、私が考案した技法。
⑤象嵌したい木の裏にタンポを使って朱肉を塗る。これは、私が考案した技法。
⑥朱肉が付いた木に和紙をのせ、輪郭を写し取り、所定の位置に糊付けする。
⑥朱肉が付いた木に和紙をのせ、輪郭を写し取り、所定の位置に糊付けする。

⑦朱肉が付いた輪郭を糸鋸で垂直に切る。
⑦朱肉が付いた輪郭を糸鋸で垂直に切る。
⑧切り抜いた穴に接着剤を塗り⑤の部品をはめ込む。
⑧切り抜いた穴に接着剤を塗り⑤の部品をはめ込む。

⑨この工程を繰り返すことで象嵌が出来上がる。これを「種板」と呼ぶ。
⑨この工程を繰り返すことで象嵌が出来上がる。これを「種板」と呼ぶ。
⑩セン鉋で種板を薄くスライスする。スライスされたものを「ズク」と呼ぶ。
⑩セン鉋で種板を薄くスライスする。スライスされたものを「ズク」と呼ぶ。

⑪台木に接着剤を塗り、ズクをプレス機で圧着する
⑪台木に接着剤を塗り、ズクをプレス機で圧着する
⑫表面をサンドペーパーで磨き、ラッカーを塗って仕上げる。
⑫表面をサンドペーパーで磨き、ラッカーを塗って仕上げる。